街に足を踏み入れると革の匂いがしてくるほど、多くのタンナーが存在する革の街、トスカーナ州サンタクローチェ・スッラルノ。そこにある小さなタンナー、ラ・ペルラ・アッズーラは、バケッタと呼ばれる伝統の植物タンニンなめしで、自然で良質な風合いの革を作っています。ダコタという名前のこの革は、フランスの上質な原皮をイタリアの伝統製法でなめしているため、革全体が美しく、素朴で暖かみがあります。牛革で一番強度が高く、厚みのあるショルダー(肩の部分)のため、縫製時に力を込めて太い糸を引く、手縫いの製品に適しています。手触りは非常になめらかで、革そのものの良い香りがします。また、使い込むほどに色合いが深くなり、少しずつ柔らかくなっていくことも特徴です。
アヤメアンティーコのイタリア工房は、フィレンツェ市街から離れた小高い山の頂上にあります。連なる山脈を見渡す古いレンガ造りのその工房は、まるで絵本から飛び出したかのような外観と、その土地ならではの静寂な空気に包まれ、職人が集中して仕事を行うことができます。そんな職人を支えるのが、使い慣れた古い道具たち。すべてを手づくりで仕立てる熟練職人のステファノにとって、道具は命です。新しいものもありますが、多くは手入れをしながらずっと使い続けているもの、また、フィレンツェで毎週開催されている、骨董市で見つけてきたものです。古い道具は、それまでずっと人の手で使われてきたため、刃の部分などを修理すれば、すぐに手になじみます。特に木の持ち手などは、角が取れ持ちやすくなっており、繊細な仕事をする上でとても重要な相棒になります。古い道具が使えるのも、昔ながらの製法を守り、受け継がれている証拠です。骨董市では建築物用の道具が人気のため、革製品用の道具に辿り着くことが難しいときもありますが、そんなときは木を削り出して自分で道具を作ります。納得のいく仕事をする熟練職人の心意気が、この道具たちからも伝わってきます。
ただ今アヤメアンティーコでは、ご希望の方にギフト包装をご用意しております。
記念日やイベントなど、大切な方へのプレゼントで素敵なシーンが演出できるよう、
ひとつずつ丁寧にリボンラッピングし、オリジナルのショッピングバッグを添えてお届け致します。
- ※ギフト包装をご希望の場合は、
購入画面を進んだページの「ラッピング等」という項目の中からお選びください。
■ サイズ(外寸) | / | 縦:35mm 横:1050mm(バックル含む) 厚さ:5mm |
■ 重量 | / | 約180g |
■ スペック | / | 75cmから90cmまで調節可能(穴ごとの間隔2.5cm) |
■ 素材 | / | 本体:ダコタ(バケッタレザー) イタリア製 |